<結果発表>
苫東インダストリアルパークフォトコンテスト2016にご応募頂いた皆様、またご後援・ご協賛、告知等に
ご協力頂きました皆様、誠にありがとうございました。
第12回目を迎えた今回は、道内の74名から314点の応募がございました。
平成28年10月26日(水)に厳正な審査によってグランプリ・社長賞・金賞・銀賞を各1点、優秀賞16点、
優秀賞(学生の部)5点、立地企業賞2点、計27点を選出いたしました。
<審査員講評> 水越 武 氏
苫東インダストリアルパークフォトコンテストの審査も回を重ねるごとに、
今年はどんな作品が応募されて来るかと期待が高まってきます。
その期待に応えるように素晴らしい作品を見せていただきました。
今年は特に二つの大変嬉しいことがありました。
その一つは、このコンテストに関わる人たちの努力もあって応募点数が増えたことです。
また今まで見られなかった視点で撮影された多様な作品が出てきたことです。
撮影対象を広げ、変化に富んだ作品が集まるコンテストにしたい。
審査する人間として私が当初から目指してきた目標でした。
豊かな自然が息づく環境を大切にした工業団地「苫東」が、「かたち」として見えてくるような作品を
意図して審査した結果は次の通りです。
<第12回苫東インダストリアルパーク
フォトコンテスト2016 受賞作品>
<グランプリ>
『始発列車』 笠水上 徹明 様
<講評>
このコンテストが目指してきた理想を、美しく謳い上げている作品です。
作年のグランプリを獲得した同じ撮影者であり、
類似したような作品であることに抵抗がありました。
しかし、それを越える努力の跡が読み取れ、認めさせ納得させるだけの力のある
作品となってこのような結果となりました。撮影テクニックの面からも完成度の高い作品です。
<社長賞>
『初氷り』 後藤 千代子 様
<講評>
実に美しく、素晴らしい作品です。
色彩豊かな落ち葉の上にシャーベット状の薄氷、これを目にした撮影者の心の息遣いが伝わって来るようです。
自然にたいする愛情も、撮影者の優しい素直な性格までも読み取れるようです。
シンプルで簡素な表現となっています。自分の心を伝えるという究極の撮影テクニックも完璧です。
<金賞>
『在るがままに保護されて』 矢作 楊子 様
<講評>
森の中の小さな炭焼き小屋が朽ちて行く。輪廻転生を見るような想いがいたしました。
森の命が力のかぎり弾け、セミ時雨が降ってくる夏に、朽ちた小屋を前にして撮影者は何を考えたでしょうか。
さまざまな物語が想像できる印象深い作品です。
<銀賞>
『夜間飛行』 平岡 清 様
<講評>
長時間露光して星の軌跡を撮影した作品はこれまでもたくさんありましたが、広角レンズを使用したものでした。
この作品は望遠レンズを使っています。闇の天空の一部を切り取って、星の美しい曲線と飛行機の直線を組み合わせることで、
今までになかった新鮮な印象を持つ作品に仕上げています。
<優秀賞>
『弱光の現場』 西尾 太一 様
『冬日』 後藤 千代子 様
『夜の苫東展望台』 平岡 清 様
『Gooooood!』 菊地 久記 様
『子育ての時』 西村 公孝 様
『収穫』 西村 公孝 様
『未来の船長さん』 矢作 楊子 様
『育む生命』 太田 智 様
『健脚』 稲垣 実 様
『ハウス全景』 碓井 節子 様
『森林を楽しむ』 矢部 修治 様
『青と白』 増井 道英 様
『花の展望台』 吉村 剛 様
『夕日に染まる』 吉村 登美子 様
『原野を駆ける』 佐藤 幹夫 様
『ハスカップの花』 田中 憲弘 様
<優秀賞(学生)>
『働くクレーン』 渡辺 華練 様
『時代の移り変わり』 竹内 桜 様
『暗闇の中の天使』 桑原 実来 様
『水に浮かぶ木』 斉藤 圭祐 様
『日常』 市川 里奈 様
<立地企業賞>
『静』 関谷 博 様
『風』 塩見 司 様
<作品展示のお知らせ>
今年度もフォトコンテストの入賞作品展示会を開催する予定です。
場所や日程につきましては、決まり次第ホームページにてお知らせいたします。