第1次中期目標の達成状況について
1 報告経過
- 平成14年3月 第5回経営諮問委員会に報告し了承を得た。
6月 第3回定時株主総会に報告。
2 第1次中期目標について
- 第1次中期目標は、当社創設以降の3年を「基盤づくりの期間」と捉え、平成11年度から13年度までの3カ年を目標期間とした。苫東開発推進の主体的役割を果たすため、次の3目標を掲げて実現のための取組みを列挙した。
- (1)安定的な経営基盤の確立
- (2)用地の着実な分譲
- (3)財務の健全化と株主への還元
3 達成状況
- (1)安定的な経営基盤の確立
- 埠頭収入の長期的な安定確保のため、埠頭施設の維持補修他や岸壁接岸部材の新設を行った。
- 当面分譲が想定されていない土地や公共事業に伴う土地の一時賃貸、送電線線下地に係る権利設定等を実施した。
- 組織を総務企画部、営業部の2部体制としうえで営業部を強化したほか、経理処理並びに営業用データ及び土地管理データのシステム整備を実施した。
- (2)用地の着実な分譲
- 1) 用地分譲の状況
- 臨空柏原地区で精密金型製造、家電リサイクル、高圧ガス製造、プラスチックペレット製造等の企業に、臨海東地区でプラスチック燃料による発電企業等へ用地分譲した。公的プロジェクト関連では、臨海北地区で寒地試験道路用地、臨海東地区で苫小牧衛星情報センター等に用地分譲し、合わせて87ヘクタールの分譲となった。
- 2) 効果的な分譲活動の展開
- 北海道企業誘致推進会議など関係諸団体、行政機関等との連携のもとに、東京、大阪などの主要都市での企業立地セミナーを実施した。
- 提案型誘致活動の一環として、資源リサイクル産業の積極的導入をめざすため、その基本的考え方を定めた「苫東地域循環産業拠点形成構想」(13年2月)を策定した。
- 半導体関連企業誘致のために提案型誘致活動を実施したほか、液晶関連企業へダイレクトメールを行い、個別企業訪問を実施した。
- 当社の概要を紹介したビデオの作成等し誘致活動に活用した。
3) 基盤整備・土地造成の進め方
- 企業立地に応じて、臨空柏原地区で雨水・汚水幹線排水路等を整備したほか、臨海東地区で資源リサイクル産業用地等の測量・設計、土地造成、排水路整備などを実施した。
- (3)財務の健全化と株主への還元
- 目標期間中の総売上高は、約58億円を計上するとともに、借入金に依存することなく、赤字を出さない健全な財務運営に努めた。
また、株主に対して約30億円を有償減資により資金還元した。
- 経常的な経費支出においては、経費の伸びを最大限抑制し、適正な支出に努めた。
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