(株)苫東 第4回経営諮問委員会の概要
1 日 時 平成13年4月20日(金)10:30〜11:30
2 場 所 東京都千代田 霞ヶ関ビル内「霞の間」
3 出席者 10名中9名出席
4 議 題 (1) 平成12年度決算見込みについて
(2) 資金の内部留保と株主還元の考え方について
(3) 平成13年度事業計画等について
5 議事要旨
会社側より、次のとおり説明があった。
- 議題(1)
- 分譲面積は7件約52haの実績となり、分譲収入9.9億円、埠頭収入4.6億円、賃貸その他収入5.6億円で営業収益約20億円、経常利益は約4.8億円を見込んでいること。
- 議題(2)
- 内部留保資金については、業務運営に必要な経費を全て自賄いしなければならない現状から、企業立地動向に応じて必要となる基盤整備・造成費、埠頭収入等を確保するための埠頭施設整備費、並びに経営安定化のための経営資金等を確保する。
- 株主還元については、当社設立経緯に鑑み、分譲の進捗に応じて可能な限り毎期実施(当面、有償減資方式)することとし、その際、還元額は毎年決定するが、当該年度の分譲売上げに見合う土地取得費相当分は必ず確保するものとする。
- 議題(3)
- 分譲目標面積は約15haとし、分譲・埠頭・賃貸収入を合わせて営業収益約26億円、経常利益約7億円を目指して努力する。
これらに対し各委員より、次のような発言があった
- 株主還元の継続的な実施は、会社及び苫東開発の信頼性や評価を高めている。
- 借入れが出来ない現状から、会社の安定経営のためには、ある程度の余裕資金の確保は必要である。
- 埠頭収入は経営の安定上重要であり、北電4号機稼働に伴う埠頭使用料の改定に当たっては、将来を見据えた料金改定とすること。
- 臨海東地区への資源リサイクル産業の立地や東港中央埠頭多目的国際ターミナル整備事業の着手は、苫東開発に弾みをつけるもの。
- 企業誘致については、昨年設立された苫東地域企業誘致推進協議会や北海道、苫小牧市との連携が重要。
以 上