(株)苫東 第11回経営諮問委員会の概要
1 日 時 平成19年10月26日(金)16:00〜17:10
2 場 所 札幌市中央区北3条西4丁目1 日本生命札幌ビル
日本政策投資銀行北海道支店 会議室
3 出席者 10名中9名出席
4 議 題
(1) 委員長および委員長代理の選出について
(2) (株)苫東の近況報告について
(3) (株)苫東を巡る諸情勢について
(4) その他
5 議事要旨
- 議題(1) 委員長および委員長代理の選出について
- 寺島委員を委員長に選出したい旨各委員に諮ったところ、全員の了承により決定された。また、委員長代理として道経連会長の南山委員を選出したい旨各委員に諮ったところ、全員の了承により決定された。
- 議題(2) (株)苫東の近況報告について
- 用地分譲は上半期で3件11haの見込であり、分譲収入約15億円の実績を上げることが出来たことの説明があった。
来年度に向けて、流通管理拠点などの総合的な国際物流拠点を苫小牧港東港区に整備がなされるなどの説明がなされた。
- 議題(3) (株)苫東を巡る諸情勢について
- 1.国土交通省の北海道局から、次期の進め方の進捗等について報告が行われた。
- 2.北海道から北海道経済活性化戦略ビジョンについて報告が行われた。
- 3.苫小牧市から港湾計画改定案について報告が行われた。
- 4.日本政策投資銀行から政策投資銀行の民営化等について報告が行われた。
これらに対し各委員より、次のような発言があった
- 他地域と差別化する苫東の基本コンセプトを持つことが大切。バイオマスエタノールプロジェクトが動き始めているのであれば、環境とエネルギーで一つの基軸を作り上げていくこともできる。
- 北米航路は現在、釜山トランシップとなっているが、これを苫小牧に引き寄せる流れをつくる事が必要。苫東地域の開発促進のためには、民間だけでなく、国家的な投資が必要。
- 貴重な用地が虫食い利用にならないように、プロジェクトごとの分譲地を想定するなどの全体の利用図(グランドデザイン)を検討する必要がある。
- 土地が売れたら株主に還元するというスキームとなっているが、今後の投資に関して会社のあり方をそろそろ議論して欲しい。
- デフレ経済が続く中で、企業にとって現在の分譲単価が適当なのかどうか考える必要がある。そろそろ販売価格について検討して欲しい。
以 上