<結果発表>
苫東インダストリアルパークフォトコンテスト2013にご応募頂いた皆様、またご後援・ご協賛、告知等に
ご協力頂きました皆様、誠にありがとうございました。
第9回目を迎える今回はグランプリ・苫東社長賞・金賞・銀賞を各1点、優秀賞13点、優秀賞(学生の部)2点、
立地企業賞3点に加えて、特別賞として苫小牧港開港50周年記念賞1点を選出いたしました。
応募総数は道内外の61名から271点、平成25年11月6日(水)に厳正な審査によって入選された作品を発表いたします。
<審査員講評> 水越 武 氏
苫東フォトコンテストの審査をさせていただくのも三回目となります。審査をするということは、
自分の世界観を少しでも社会に理解していただくことだと考えています。回を重ねるごとに結果
に結びつけば、と11月6日の審査に臨みました。
応募点数が増えたこと、またテーマに広がりが出てきて、作品のバリエーションが豊かになって
きたことは大変嬉しいことでした。
新しいテーマにチャレンジし、時間帯を選び、太陽の位置による色温度を計算する、など作品
作りに努力の跡が読み取れるものが多かったのも良い傾向でした。
豊かな自然の中で産業技術の交流拠点を目指すという「苫東」の企業理念を視野に入れての
審査は、今年も変わりはありません。撮影意図がストレートに伝わってくるような作品を選びました。
ただ学生の応募数が少なかったのは残念でした。来年に期待しています。
審査結果は次の通りです。
<第9回苫東インダストリアルパーク
フォトコンテスト2013 受賞作品>
<グランプリ>

『始動』 加賀屋 茂 様
<講評>
時間帯の設定、画面構成など実に計算され尽くし、シャッターを切る時は既に頭の中で
完成した写真ができていたことでしょう。
鎌のような月の位置によってスケールの大きな空間が捉えられていて、感服いたしました。
偶然のシャッターチャンスでは決して撮れない写真です。
<苫東社長賞>

『和みの森でツリーイング』 小金澤 周平 様
<講評>
この写真で私は初めてツリーイングという遊戯を知りました。
ロッククライミングの用具を利用して木に登ったり、ぶら下がったりするのでしょうか。
何とも楽しそうです。
人間は遊ぶことによって文化を生み出したと考えた『ホモ・ルーデンス』(ホイジンガ)を
久しぶりに思い出しました。人の配置など文句ありません。
<苫小牧港開港50周年記念賞>

『凛として』 西村 公孝 様
<講評>
光に満ちた明るい未来が開かれる、苫小牧港開港50周年記念賞にふさわしい写真だと考えました。
太陽を背にした順光線で撮影したことにより、色彩が美しく力強く表現されています。
説明する必要のないほどに明解で気持ちの良い写真です。
<金賞>

『原野の目覚め』 増井 道英 様
<講評>
北国の透明感のある光、それは清潔で美しく、儚くもあるが、すべてのものを優しく包む。
時間帯により変幻する光を読み取り、シャッターを切っている。
身震いするような厳しい寒気もよく表現されています。
もう一歩前に出て、雪から出ている黒い杭を除いたほうが良かったように思います。
<銀賞>

『ハマナス咲く頃』 佐藤 幹夫 様
<講評>
太陽が傾いた逆光線の演出効果で、ハマナスの花の色が印象的です。
季節感や広大な大地の広がりも写され、温もりのある写真となっています。
また右遠方に写された工業プラントの存在によって、豊かな自然と共生する『苫東』の
理念を表す作品となっています。
<優秀賞>

『光跡』 金子 道雄 様

『春の訪れ』 佐藤 幹夫 様

『未来へ』 桃井 淳恵 様

『夜を照らす』 最上 慎一 様

『水と地球環境に感謝』 齊藤 修成 様

『メガソーラー急上昇』 齊藤 修成 様

『東部備蓄タンク』 松尾 義久 様

『オニユリ群生』 船木 京一 様

『浮玉と波の花』 笠水上 徹明 様

『厳冬の朝』 矢部 修治 様

『O2』 川上 和子 様

『満月の夜』 増井 典子 様

『天高く』 高橋 久夫 様
<優秀賞(学生)>

『さあ、広い海へ出発だ』 的場 慶 様

『みんなちがって、みんないい』 的場 翔 様
<立地企業賞>

『赤熟』 関谷 博 様

『出航を待つ』 湯浅 啓喜 様

『鮮やかさと存在感』 田口 潤 様
<作品展示のお知らせ>
今年度もフォトコンテストの入賞作品展示会を開催する予定です。
場所や日程につきましては、決まり次第ホームページにてお知らせいたします。