<結果発表>
苫東インダストリアルパークフォトコンテスト2014にご応募頂いた皆様、またご後援・ご協賛、告知等に
ご協力頂きました皆様、誠にありがとうございました。
第10回目を迎えた今回は、道内外の64名から244点の応募がございました。
平成26年11月5日(水)に厳正な審査によってグランプリ・苫東社長賞・金賞・銀賞を各1点、優秀賞16点、
優秀賞(学生の部)5点、立地企業賞2点、計27点を選出いたしました。
<審査員講評> 水越 武 氏
今年は苫東インダストリアルパークフォトコンテストが始まってから10回という大きな節目となる年で、
私なりに気合いを入れて審査に当たりました。
この10年の間にフィルムからデジタルへと変わり、また2011年には東日本大震災と原発事故とい
う社会の価値観をも揺るがす事件が起きました。
豊かな自然や生物多様性など環境を大切にし、その中で産業技術の交流の拠点を目指す「苫東」の、
このコンテストの方向も回を重ねるごとに明確に見えてきたように思います。
今回の審査で私が心がけたことは、同じような傾向の作品を避け、バラエティに富んだテーマを選ぶ
ことでした。
作画に努力の跡が読み取れ、撮影意図がはっきりと伝わり、しっかりとした強いメッセージを持つ作品
を選びました。
さまざまな所で写真が身近なものになってきた。それが応募作品の質や量の増加に結びつけば嬉し
いです。
今年は高校生を対象に撮影ツアーが催されたことにより、学生の部の応募数が増加しました。
来年へ繋がることを期待します。
<第10回苫東インダストリアルパーク
フォトコンテスト2014 受賞作品>
<グランプリ>

『アンローダ フル稼働』 古田 寿朗 様
<講評>
キツネやシカなど野生動物が徘徊するすぐ近くでは、耿耿と明るい光を照らして、昼夜を問わずフル稼働で操業している。
豊かな自然の中で大規模な工業プラントが建設されて行く様を、闇と光の演出によってリアルに捉えている。とても力強い
写真です。
<第10回記念社長賞>

『海霧のフェリー港』 加賀屋 茂 様
<講評>
この写真は見ていて体がブルッと震えてくるような感じさえします。秋から冬へ移って行く季節感がよく出ています。
シャーベット状の雪とタイヤの跡、今にももう一度雪を舞わせるかもしれない黒い雲が、そんな印象を与えます。
実に見事な写真で、フレーミングも素晴らしいです。
<金賞>

『スミレ咲く園』 佐藤 幹夫 様
<講評>
木々の芽吹く頃のさわやかな風が微かに頬を撫でて行くような気持ちの良い写真です。
佐藤さんは前にもこの現場で撮影され、受賞されていますが、今回の作品の方が数段良くなっています。
何度も通われる努力と情熱に脱帽しました。
<銀賞>

『小金澤 周平』 森のブランコ 様
<講評>
小金澤さんも昨年、ツリークライミングの写真で受賞されている方です。
ブランコで遊んでいる女の子はご自分の娘さんではないかと想像しましたが、本当に温もりのある眼差しから愛情が
伝わって来ました。
幸福とは何であるか、人間にとって本当に大切なものをこの作品から教わったような気がいたします。
画面構成も完璧です。
<優秀賞>

『朝日に燃える』 佐藤 幹夫 様

『威風堂堂』 髙橋 孝尚 様

『銀世界』 藤原 渡 様

『苫東展望台の春』 平岡 清 様

『流木とクレーン』 齊藤 修成 様

『荷揚げ』 吉村 剛 様

『群翔』 川口 一之 様

『好奇心』 吉村 登美子 様

『眠らない夜』 山田 貞司 様

『夕焼け小焼け』 徳地 美登 様

『出漁の準備』 増井 典子 様

『ユリの咲く頃』 小田嶋 清幸 様

『休日の午後』 西村 公孝 様

『巨大ガントリー』 船木 京一 様

『怒濤』 笠水上 徹明 様

『静謐の地』 桑原 吉行 様
<優秀賞(学生)>

『大群』 竹田 愛理沙 様

『自然の中で』 今田 桃香 様

『苫東稼働中』 川上 沙音美 様

『霧の中の工場』 小浜 考史 様

『森の住人』 及川 莉緒 様
<立地企業賞>

『蒸留プラント夜景』 山口 健太 様

『セイタカ アワダチ草の頃』 湯浅 啓喜 様
<作品展示のお知らせ>
今年度もフォトコンテストの入賞作品展示会を開催する予定です。
場所や日程につきましては、決まり次第ホームページにてお知らせいたします。