<結果発表>
苫東インダストリアルパークフォトコンテスト2015にご応募頂いた皆様、またご後援・ご協賛、告知等に
ご協力頂きました皆様、誠にありがとうございました。
第11回目を迎えた今回は、道内外の54名から207点の応募がございました。
平成27年10月22日(木)に厳正な審査によってグランプリ・社長賞・金賞・銀賞を各1点、優秀賞16点、
優秀賞(学生の部)5点、立地企業賞1点、計26点を選出いたしました。
<審査員講評> 水越 武 氏
苫東インダストリアルパークフォトコンテストも回を重ね、10回を超えて審査に責任を感ずるとともに、
このコンテストが目指す目標も見えてきたように思います。
浅い海を埋め立てたり、丘陵地に人工的に造成されて作られる工業地域が多い中で、豊かな自然が
息づく環境を大切にした「苫東」のような広大な工業団地は珍しい。未来を先取りした素晴らしい拠点で
あると言えます。
そのような視野が窺える作品を大切に扱う傾向がどうしても出てきます。
また毎回、審査で心がけることは、類似した作品を避け、可能な限り変化に富んだ作品を選ぶことです。
シャッターを切る前の段階でさまざまな努力の跡が読み取れ、撮影意図が明確に伝わってくることです。
それから強いメッセージを持った作品でした。
今回も多数の応募作品があり、このような意図に応えてくれた作品がありました。
10月22日に審査した結果は次の通りです。
<第11回苫東インダストリアルパーク
フォトコンテスト2015 受賞作品>
<グランプリ>

『早朝の勇払川』 笠水上 徹明 様
<講評>
朝霧が漂う湿原と森を勇払川が静かに流れ、広大な大地の音も無い息遣いが伝わってきます。
雲の間から漏れて来る朝の光も美しい豊かな自然と共鳴しているようです。
どこまでも続く高架鉄柱や高圧電線が広く雄大な工業団地を物語っています。
<社長賞>

『スーパームーン』押部 直樹 様
<講評>
スーパームーンは月が地球にもっとも接近する満月で、通常よりも約30パーセント、大きく明るく見えるとのことです。
昼夜を問わずフル稼働で操業している大規模な工業プラントが、このような特別な月光を受けリアルに力強く捉えられています。
雲と工場の色温度の違いも美しく、本当に良いシャッターチャンスを選んで撮影されています。
<金賞>

『夜のコンビナート』 吉村 剛 様
<講評>
動く光の通った後、残像から作画されたものと思われますが、未来とか夢を予感し撮影者が造りだした写真であると
私は解釈いたしました。
光に遠近感があり、リズムもあってとても美しいです。
最近写真界で話題になり、さまざまな賞を受賞した光跡の写真を、このコンテストで見られることに驚き、
嬉しく受け止めました。
<銀賞>

『オニユリの咲く頃』 田中 憲弘 様
<講評>
豊かな自然と共生する工業団地を目指す「苫東」の理念と一致する写真であると考えました。
朝夕、夜といった時間帯の写真が多かった今回のコンテストで、晴れた日の昼間の撮影は貴重なものでした。
<優秀賞>

『雨上り』 三戸部 悦郎 様

『雪の岸壁』 青木 誠 様

『夏休み特訓』 吉村 登美子 様

『アメンボ舞う水辺』 田村 芳枝 様

『大空に想いを』 西村 公孝 様

『石炭ヤード』 金子 道雄 様

『走る脉絡』 矢作 楊子 様

『秋の森』 増井 典子 様

『ミラーの中の俺』 大場 宏道 様

『高糖度トマト栽培』 船木 京一 様

『木洩れ日 冴えて』 佐藤 幹夫 様

『ホッキの海』 佐藤 幹夫 様

『落葉に朝日射す』 齊藤 修成 様

『ある秋の日』 小金澤 周平 様

『自然と共存』 太田 智 様

『地球にやさしい馬搬技術』 浅田 幸広 様
<優秀賞(学生)>

『鏡に映る先』 竹田 愛理沙 様

『ミニチュア』 折目 楓音 様

『もう1人の自分』 佐々木 見奈 様

『FACTORY』 桑原 実来 様

『探検だ!』 関 彩花 様
<立地企業賞>

『静けさと温もりと』 関谷 博 様
<作品展示のお知らせ>
今年度もフォトコンテストの入賞作品展示会を開催する予定です。
場所や日程につきましては、決まり次第ホームページにてお知らせいたします。