<結果発表>
苫東インダストリアルパークフォトコンテスト2020にご応募頂いた皆様、またご後援・ご協賛、告知等にご協力頂きました皆様、誠にありがとうございました。
第16回目を迎えた今回は、道内外の61名から273点の応募がございました。
令和2年10月27日(火)に厳正な審査によってグランプリ・社長賞・金賞・銀賞を各1点、優秀賞15点、優秀賞(学生の部)5点、立地企業賞2点、計26点を
選出いたしました。
<審査員講評> 水越 武 氏
持続可能な自然ばかりに目を向けていたら、突然反撃を食らったかのような新型コロナウイルスの騒動、その中でのコンテストの審査はいろいろと心配しましたが、関係者の方の並々ならぬ努力によって終えることができました。
応募点数の少々の減少、写真の図柄の類型化など気になることもありましたが、新しい人が参入し、魅力に富んだ力作も多数集まってきました。
審査員として、応募作品と真摯に向き合い、一点一点丁寧に目を通し、全力で審査に当たりました。審査員もまた、どんな意識で、どんな視点で審査しているかを見られているという認識があります。まさに真剣勝負です。
私の出した結果は以下のようになりました。
撮影地が苫東の敷地内という限定があるとはいえ、まだまだ撮影対象は無限にあり、面白い作品が生まれてくるはずです。
おおいに期待したいと思います。
<第16回 苫東インダストリアルパーク フォトコンテスト2020 受賞作品>
<グランプリ>
『煌めく夜』 ふじむら さなえ 様
<講評>
二年程前からこのコンテストでも目にするようになった、浜辺に折り重なるように打ち上げられた氷の写真です。
初めて上位に入賞し、それもグランプリとなったふじむらさんの作品は、新鮮な被写体だけではなく、強い印象を持ち説得力もあります。
透明感のある美しい色調と隙のない見事な画面構成で、視点も技術も完成度の高い作品です。
<社長賞>
『新緑の丘』佐竹 輝昭 様
<講評>
苫東展望台で撮影された作品は、今まで本当に数多く目にしてきました。季節や気象、時間帯などが異なれば、一つのポイントが無限に撮影対象と
なる良い見本とも言えるでしょう。
この佐竹さんの『新緑の丘』を見ていると、夏の気持よい爽やかな風を頬に感じ、新緑の大きな広葉樹から涼やかな風の音が耳に届いてくるような
気がします。白い雲の量や形も良く、配置も見事です。
<金賞>
『共生の大地』青木 誠 様
<講評>
夜間とはいえ時代の先端を行くような工場の施設の前に、野生のエゾシカが10頭ほど群れています。いかにも不思議な組み合せで目をひきます。
そのうえ神秘的な雰囲気まで漂わせている光景で、まさに豊かな自然が息づく環境の中の工業団地「苫東」を象徴するような写真とも考えられます。
<銀賞>
『架け橋』増井 典子 様
<講評>
直線の橋と半円の弧を描く虹で、変な迷いなどなく、大胆に構成された思い切りが立派です。雨上がりの斜光線を活かし、奥行きのある風景を捉え、
またシャッターチャンスを逃さない技術も素晴らしいです。
コロナで暗い気持が渦巻く時代、どうしても明るい心地良い写真を取り上げたくなりました。
<優秀賞>
『自然の造形』 小金澤 周平 様
『激走』 吉村 剛 様
『光る鉄路』 笠水上 徹明 様
『縄張り争い』 吉村 剛 様
『遥かなる旅』 山田 貞司 様
『夕闇時』 岩間 敦子 様
『静寂』 金子 道雄 様
『父子の夏休み』 吉村 登美子 様
『夜明けの送電線』 増井 道英 様
『波に追われて』 吉村 登美子 様
『静と動』 小金澤 周平 様
『旅の途中で』 大場 範子 様
『苫東の落日』 伊藤 洋一 様
『何か御用?』 佐々木 歩 様
『イナバウアー』 陶 隆俊 様
<優秀賞(学生)>
『陽はまた昇る』 原田 泰成 様
『太陽を掴み取れ!』 河合 星空 様
『浮き玉は海を眺める』 髙橋 稀 様
『さあ行こう!!』 神保 みゆ 様
『君の背中』 荻野 美月 様
<立地企業賞>
『花畑の工場』 阿部 賢治 様
『ミニトマト手入れ作業中』 原 憲一 様